新型コロナウィルス スパイク蛋白 IgG抗体検査開始します。

新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)のワクチン接種が始まりました。ファイザー社、モデルナ社のmRNAワクチンは大規模臨床試験で従来株に対し90%以上の高い発症予防効果が報告されていますが、自分自身がきちんと抗体を獲得できているか気になる方もいらっしゃると思います。mRNAワクチンはウィルス表面のスパイク蛋白に対する抗体を誘導し、COVID-19に発症予防効果を発揮します。その一方で、これまでの抗体検査は主にウィルスのヌクレオカプシド蛋白に対する抗体で既感染の判定には有用ですが、ワクチン接種後の抗体獲得の判定には不適でした。スパイク蛋白に対する抗体は、ウィルスとヒト細胞との結合を阻害し感染を防ぐ働きの中和抗体と相関し、新型コロナウィルスへの既感染およびワクチン接種後の抗体獲得の判定に有用です。当院ではスパイク蛋白に対する定量的IgG抗体検査を開始させて頂きます。検査費用は保険がききませんので自費診療となり7700円となります。なお既感染を判定するこれまでの抗体検査も継続して行っておりますので、お問い合わせ下さい。